行政の支援について

子育て
この記事でわかること
  1. 自閉症(疑いも含め)に対する幼児期のサポート体制
    • 病院への受診・療育施設が利用できます。
  2. 療育手帳について
    • 交付を受けると様々な恩恵があり、デメリットはありません!
  3. 経済面での支援について
    • お子様の状況によって、減税・免税・給付などが受けられます。

自閉症(疑いも含め)に対する幼児期のサポート

銀猫
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1歳半検診~2歳検診で指摘を受けるケースが多いようです。

まずは療育(発達を支援する教育)と病院の受診を促されます。そして渡される資料にびっしりと書かれた施設のリスト……。これはサポートなのか?何かレッテル貼りに近い通達なのか!?と身構える方もおられると思います。

実のところこれらの資料や提案に他意はなく、山ほどある情報を正しく書く。という行政の性質上物々しい資料になるというだけなのです。

銀猫
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よくよく見れば丁寧に書いてあるリスト……というだけなのですが、指摘のショックもあいまって私は大分身構えた覚えがあります。

過去記事でも紹介しましたが、病院の受診は渋滞しがち。さっさと予約してしまいましょう。

そもそも自閉症ってどんなもの?
自閉症とはどんな障害なのか、疑いアリと言われたらどうしたらいいの?
: 行政の支援について

落ち込みもショックも、とりあえず後回し。とりあえずは行動あるのみです。療育施設の利用料は自治体が補助してくれます。

補助の申請については、検診会場でもアドバイスしてくれますのでご安心を!

言語聴覚士・作業療法士など技能のある方が在籍する施設を優先的に選ぶのも一つの手です。

でも、何より大事なのは実際に見学して、お子さんが楽しく参加できそうな施設を選ぶこと!これ超大事です。

嫌な雰囲気のところに無理に通わせて、「辛い所で我慢しなきゃ」とストレスが溜まり、それが問題行動の引き金となり親のストレスも跳ね上がり……という悪循環を招きかねないからです。

悪循環の果て、お子さんが精神的に病んでしまうなどの二次障害につながる恐れもあります。

療育は子供が楽しんで参加する事で、より効果を発揮するものと息子を通して感じました。

療育手帳の交付

療育手帳はいわゆる障害者手帳の一種。お子さんに知的障害が認められた場合に申請できます。

銀猫
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断言します。取得できる場合は迷わず取得しましょう。デメリットは特にありません。

バスなど移動手段の値引きを受けられるほか、公共施設を介助者1名も含め無料で利用することができるなどメリットが沢山あります。(自治体によって多少の差異があると思われますのでご注意下さい。)

取得したら最後、子供に障害者のワッペンを付けるようなものじゃないか。

そう思いませんでしたか?それは、実は勘違いです。

手帳を取ろうが取るまいが、お子さんの状況は変わりません。取得後にグンと成長したら、次回更新時に更新できなくなる(必要なくなる)だけです。

名札のように着けて歩くわけでもありませんから、安心してメリットを活用しましょう。

我が家の場合は公共施設無料の恩恵をフル活用して動物園で遊ばせたり、プールで運動させたり非常に助かっています。

各種の減税・免税が受けられます

これは自閉症に限らず障害を持つ方全般に対しての支援制度のお話なのですが、かなり色々な種類の優遇措置があります。

銀猫
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私は一覧を見て「覚えきれんわい!」と呟いてしまいました。マストな申請をピックアップしてご紹介します!

〇障害者控除

会社員の方は年末調整時に扶養控除申告書に記入するだけ。年末調整が無いフリーランス・自営業の方は確定申告時に申請を行うことで、世帯主の税金が減ります。

療育手帳で認定された障害の度合いによって控除額が異なりますが、控除額×税率分のお金が還付されます。忘れずに申請しましょう。

〇自動車税の減免

お子さんの送り迎えに使用する自分の名義の車1台について、毎年の自動車税が掛からなくなります。申請忘れちゃ駄目ですよ!

申請先は都道府県の「自動車税を通知してくるところ」と覚えればOK。自治体から貰える申請先一覧にも記載があるのでご安心を。

ちなみに、新たに車を買い替える際の取得税も掛からなくなります。

特別児童扶養手当

銀猫
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減税も大助かりですが、こっちの方がめっちゃ恩恵デカイです。

お子さんが成人するまでの間、障害の程度に応じた額の手当てが児童手当とは別に支給されます。

月額は障害1級で55,350円、2級36,860円(執筆当時)です。デカイ!

しっかり申請して、お子さんの発達に良いものを買うもよし、将来のために貯蓄・運用するもよし。

療育手帳の項目でも書きましたが、受給できる場合は迷わず受給しましょう。

病院の診断書と審査が必要ですし、申請後の分から支給となりますので、早めに動くのがお勧めです。

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