
今回は我が家の息子君について語らせて頂きます。リアルな記録、少し長いかもですがお付き合い下さいませ。
息子のプロフィール
- 銀猫が39歳の時に不妊治療の末に授かった長男坊。
- 一人っ子です。
- 銀猫と妻には特に指摘されるような障害はありません。
- 可愛くて仕方ありません!マジ天使。
- 慎重派のビビリですが、運動大好き。
- 昨年受けたIQ判定の結果は47。軽度の知的障害を伴う自閉症です。
- 発語は未熟な一語文が出たり、出なくなってしまったりとうまくは進んでおりません。
発育順調だった乳児期
1歳半検診までは特に指摘もなく、スクスクと育っていました。
言葉は喃語以外無かったものの発語には個人差が大きいので、1語文が出ないのも普通と思っていましたね。
1歳半検診の時に発語の遅れや、おもちゃのパズルができない等の様子から発達の遅れを指摘されました。
自治体主催の親子教室に参加
指摘を受けてすぐ、妻が隔週1回で開催される親子教室に息子を連れて参加してくれました。
息子は他の子に興味が薄いように見え、一人で遊び回っています。
特におもちゃを使わず、走り回るのが楽しい様子。たまにおままごとのグッズを手に取ったりしますが、基本は腰を据えずにあちこち走り回っていたそうです。
これは日頃から、現在でもそんな感じです。私が遊びに連れて出た時もず~っと走り通しですね。
本人はとっても楽しそうなので、まぁいいか……と付き合って歩き回っています。
話を戻して、親子教室は一通り終わったものの息子の様子は特に変わらず……。まあ、そんな短期で変わるなら苦労はしないと今ならわかるのですが。

当時は「何も変わらないか……」と落ち込んだ覚えがありますね。
とは言え職員の方はとても親身になって下さり、終盤には療育についての簡単な説明をして下さいました。
繰り返し「息子くんがどうやったら楽しく過ごせるか。」と仰っていたことを覚えています。恐らくこの時点で、経験から息子の自閉症を半ば確信していたんだろうと思います。
この「どうやったら楽しく過ごせるか。」という言葉、当時は言外に『成長はあまり見込めないから楽しくいることを考えて。』と言われていると思っていました。
でも今では、真意は別のところにあったのだと思っています。
「息子が発達するためにもまずは楽しく過ごせる環境が大前提。発達に目を奪われ過ぎないで、大切な事にフォーカスして。」という意味だったのでしょう。

その後保育園で楽しく過ごし、感情がどんどん豊かになるのを見てこの予想は確信に近いものになりました。
2歳検診で本格的に指摘を受ける
この頃になると、特に妻がたくさん自閉症の情報を調べてくれており、夫婦揃ってなんとなく察してはいました。
案の定、検診で発達障害の疑いアリと指摘されました。まずは親が受け入れることが肝要、と帰りの駐車場で即座に病院に予約の電話。2院に予約したものの片方は3か月待ち、もう片方は何と1年待ち!医療の受け入れ態勢不足過ぎでは……?

なので、皆さんホントに躊躇せず動きましょうね!受診にリスクはありませんよ!
その後数度の受診で検査を受けたのち確定診断を受けました。私たちもほぼ確信しており、療育手帳などにつても多少調べていたので、この時は特にショックなどは受けませんでしたね。
その日から最短日程で療育手帳と特別児童扶養手当の申請を行いました。即断即決!
特に特別児童扶養手当は認定されれば申請月分からの支給となります。月末だと1日ズレるだけで数万円が貰えなくなってしまうので、早い行動が大切です。
こちらの記事にも概要がありますので、参考にどうぞ!
保育園とデイサービスに通いながら現在に至る
発語がほぼゼロだったため、デイサービスは言語聴覚士さんが居て自宅から近い施設を選びました。
週1回親子で通所するのですが2歳児のクラスは正直「おためし」感が強く、早期の療育が大切という常套句は何だったのか?と首を傾げる感じでしたね。
集団を経験させるという意味はあるのでしょうが、自閉症児に特化した何か。という感覚はありませんでした。
ただ、基本的にデイサービスも空き待ちになる事が多いため、施設に席を確保したという意味では有意義だったかなと考えています。
3歳児クラス以降は内容に変化がある様子。今後の面談でしっかり聞いていかなければ……という所です。
並行して保育園にも通っています。息子に専門でついて下さる先生が非常に愛情深い方で、息子はとても懐いています。家では絶対食べない食材を保育園では食べるあたり、先生にいい所を見せようと気張っているのでは……なんて、銀猫は疑っています(笑)
他の子と同じ内容の活動とは行かないものの、制作をしたり園庭を駆け回ったりとても楽しんでいる様子。
お世話になった1年を通して、本人比ではあるけれど情緒が大きく発達しました。表情が明らかに豊かになり、目線に篭る意思もちゃんと感じられます。
発語としては、1語文が少しだけ増えました。

私を「おと」、妻を「かか」、お義父さんを「おじじ」等、百発百中でないにしろはっきり呼んでくれるシーンが出てきて凄く嬉しいですね!
単語が出てはその時限りになってしまう事も多いですが、彼の中に蓄積はしていっているのだと感じます。
療育の賜物!とまでは言いませんが、本人の世界が広がった影響は大いにあるかなと思いますね!
かくもアク強く可愛い息子くん、今後の成長もじっくり見守っていこうと思っています。
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