大きな固定費である通信費を見直そう
今回の記事は我が家の通信費見直し実録です。元々auのサブブランド「povo」を利用していた銀猫家ですが、楽天モバイルへの乗り換えと工夫で年間35,000円の節約に成功しました。
大手通信キャリアで店頭契約のプランを使っているご家庭が我が家のスタイルに変更した場合は、何と2人で年間12万円近く節約できる可能性があります。

自分で言ってナンですけど、え、ホントにそんな額になります……?
検算してみましたが、docomoのeximoプランを使っているご夫婦で、1人が月間3GB以内&もう1人が3GB以上を使っているケースだと本当にそれだけ差額が出るようです……凄いですね。見直し効果……。
- スマホ代見直しの大切さがわかります。
- 楽天モバイルを実際に使った銀猫が生の感想をお伝えします。
- 他社サブブランドとの比較も実施しています。
見直し前の銀猫家の状況
夫婦揃って長いことauユーザーで、それこそ1人あたり月額7,000円ほど掛かっていました。スマホ代はこのくらい掛かるものと思い込んでいたものの、2021年に菅首相の「スマホ代下げましょう」のスローガンに押されて生み出されたpovo1.0の安さを見て驚き、乗り換え。
現在はもう新規加入できないのですが、2,980円で20GBまで使えるうえ、オーバーしてもYouTubeくらいなら問題無く視聴できる速度が出るという良サービスでした。
当時の明細が出てこなかったのでau時代のスマホ代はうろ覚えですが、au→povoへの移行で通信費が年間数万円安くなっていますね。

不正確な値はフェアではないので、今回はあえてこの差額はタイトルに入れていません。
povo2.0は使いませんでした
現行バージョンのpovo2.0が発表された時、月額0円!必要分だけ課金!という売り文句は良かったのですが……。当時は月毎ではなく30日毎のプランしかなく、使いづらかったため移行しませんでした。
※現在は365日プランが出来たようです。通信を大量に使う人は閏年以外は安心ですね!
povo2.0を選ばなかったもう一つの理由が、銀猫の通信使用量です。銀猫は副業の仕事柄YouTubeを作業のお供にするのですが、屋外でモバイル通信のため毎月20Gをギリギリ使い切る程度の使用状況です。かと言って30Gまで契約すると余分なため、povo2.0のプランでは丁度よく使えるものが(当時は)無かったというのもありました。
楽天モバイルへの乗り換え
楽天経済圏の記事でも書きましたが銀猫家は通販・証券会社などを楽天で揃えたバリバリの楽天経済圏民ですので、この際スマホも楽天モバイルに切り替えてしまおうという事になったのでした。
乗り換え後のプラン料金はごくシンプル。なにせプランが「楽天最強プラン」しかありません。
月3GBまでが税込1,078円、20GBまでが2,178円、それ以上は3,278円と段階的に値段の上がる仕組み。
他の楽天ユーザーに「家族割プラン」に組み込んで貰えば100円引きとなり、税込み968円~3,168円で使えるという割引もあります。

同居でなくても、親戚であっても、名字が違っても「家族やで」と組み込めば適用されるガバガバ判定なので加入の際は是非利用したいところですね!
気になる繋がりの良さは?音質は?
通信速度に不満なし
いわゆる「格安シム」の中では珍しく、自社専用の回線を持っているため、大手の回線を間借りするタイプの格安SIMより通信が安定しているのが魅力です。半年以上利用してきて、通信速度も不満を覚えることはありませんね。
通話音質はほどほど
通常の電話アプリを使う分には通話品質に問題はありません。しかし楽天モバイルには通話料が無料になる専用電話アプリがあり、これを使った通話については音の品質が若干落ちます。

たまにボワボワとこもったような音になってしまいます。この辺りは今後の品質改善に期待したいところですね。
気になる場合はLINE の通話機能を使うなりで対策が取れますが、専用の電話アプリは通信量も消費しないため「たまに音が籠るぐらいは気にならない」という場合はこちらを使う方がメリットがあるでしょう。
通信エリアについてはau に比べてほんの少しだけ劣る
居住地域が地方都市なせいもあるのですが、郊外の児童遊園施設に息子を連れて行った際などは、通信そのものが圏外になってしまう場合もあります。

この施設自体が郊外の水田地帯なので、息子を遊ばせる用事でもなければ訪れることがほぼないのですけれども。おまけに車道まで出れば、きちんと通信は繋がります。
なので、通信エリアで大手に劣ると言っても、それはほんの少しのことです。そういったエリアギリギリの場所にたくさん通う方でなければ困ることはないでしょう。
具体的にはいくら安くなったのか
実を言うと銀猫1人だけでは大して金額が変わっていません。妻がpovo時代に通信量を余していた事から、妻の通信量を月間3GB以内に納めることで大幅なコスト減を実現した形です。
銀猫の通信量月間20GB、妻の通信量月間3GB。合計の月額料金は合計税込3,036円です。povo1.0を利用していた頃は2人で税込5,960円でしたので、差し引き2,924円お得になっています。

年間で総額35,000円……。検討価値はあるよね……。
妻の通信量を3GB以内に納めたテクニック
実を言うと、めちゃくちゃハードルが高いテクニックではありません。
妻は元々通信量が少な目だったこともあり、実行してもらったのは下記の3つのみです。
- 自宅や実家ではwi-fi を活用してもらう
- 一緒に外出する時はテザリングで銀猫のモバイル通信を使う
- 一人の外出時は、あらかじめダウンロードしたコンテンツを使う
簡単に解説していきましょう。
1.自宅や実家ではwi-fi を活用してもらう
Wifi接続は、スマホキャリアの通信を使わずにインターネットに接続する仕組みです。これを使えばどれだけ通信しても楽天の通信量が増えることはありません。

2.一緒に外出する時はテザリングで銀猫のモバイル通信を使う
テザリング、聞き慣れない方も多いと思います。簡単に言えば「他人のスマホに繋いでその人の通信を使わせてもらう」方法です。自分のSIMからは通信しないので、増えるのは繋いだ先のスマホの通信量です。


このうえで銀猫が通信量を20GB以内に収める作戦ですね。
3.一人の外出時は、あらかじめダウンロードしたコンテンツを使う
外出時に楽しむBGMなどをスマホにダウンロードして、インターネットに繋がずに済むようにする方法です。古典的ですが、やはり効果的です。
他のサービスと比較
大手キャリアのサブブランドと比較してみましょう。通話料はLINE等で節約するパターンも多いかと思いますので、今回は比較の材料にしません。
povo2.0(auサブブランド)
3GB/30日で税込990円、20GB/30日で税込2,700円と楽天に比べて割高。ただし、360GB/365日が税込26,400円(1カ月あたり30GBて2200円)。
我が家のように相方の通信量を抑える作戦だと選択肢に入りませんが、単身で毎月20GB以上30GB以下で使う人にはコスパが良いと思います。
ahamo(docomoサブブランド)
1カ月30GBで税込2,970円、月間110GBだと税込4,950円。20GB以上30GB未満の使用であればpovoに軍配が上がり、110Gも使うなら普通に楽天モバイルの方が安いですね。残念です。

ちなみに低価格プランを謳うirumoは固定の光回線とセットありきで初めて安くなるため、選択肢に入りません。
linemo(ソフトバンクサブブランド)
1カ月3GBで990円、10GBで2,090円。楽天モバイルの3GB/20GBの家族割無しと比べると100円弱安いですが、家族割適用で相殺されてしまいます。そのうえ通信量も10GBでは楽天モバイルの20GBを選ぶ方がメリットが大きいですね。

今回は我が家の通信費見直しの実例をご紹介しました。参考になれば幸いです!
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